にわとりと暮らす
TOP > にわとりと暮らす
にわとりと暮らす


陽だまりの家にはチキントラクターがあります
チキントラクターは鶏に草を食べさせる移動式の鶏舎
つまり、除草を目的に鶏を飼養する巣箱付きの鳥かご。欧米諸国の草地でその規模に応じて大型のものなどがすでに使われている。
人にとってやっかいな草も鶏にとっては新鮮野菜そのもの。草地は日光や風も含め、草や花、昆虫など、土の中にまで彼らが喜ぶエサの宝庫であり楽園。鶏を飼養する上で多少の手間をかけなくてはなりませんが、除草に鶏を利用することで燃料や労力を費やすことはありません。それどころか、鶏が新鮮なタマゴを与えて続けてくれるのです。そして、鶏が糞を落とすことで豊かな土壌となる。乾いてない生の糞は吸収率が高く、鶏の地面をひっかく行為と合わせて植物を育てる良好な土作りには最適。鶏自身が除草しながら土と鶏糞を混ぜ合わせ、耕してくれる。ひと昔前、畑に鶏が放たれていたのはそういう目的があった…とされている。
飼育・研究
執筆日:2017/06/26
記事:Yoshitaka

鶏には可能性がたくさんある。ニワトリを中心にかなりすごいエコシステムが働くのだ。
僕はそこらへんにいるような典型的なサラリーマンでした。
忙しさにかまけて、食べるものといえば吉野家か駅そばがほとんど。栄養はだいぶ偏ってました。
吉野家ではタマゴをよくたのむ。
タマゴはうまい。しかし、そのタマゴがどのようなプロセスを踏んで世に出てくるのか。
サラリーマンであったとき、僕はそんなウラガワのことを考える暇はありませんでした。言い換えると、食の流れが効率化するにつれて人間は食に対するありがたみを薄めていった(いつでも買いたい!安く買いたい!たくさん買いたい!)。
ところが、青森に戻って田舎を立て直すという決意をして、その修行として来てみたこの旅館で、なりゆきでニワトリの世話をするようになったときに、毎日やるのは大変だなと思いつつ、どうせやるならと鶏を少し勉強してみたら、ニワトリを中心とした生態系が「ひょっとしてこれはお金に依存しない生活が可能になるのでは??」と思わせるには十分なぐらいのおもしろさを感じた。ニワトリの生態や、おもしろそうなところ、そしてできれば事業モデルをつくるまでをまとめていきたい。

・人間が食事をする。
・残飯があまる
・鶏が残飯を食べる
・人間が無農薬で野菜を育てる
・(無農薬だと)雑草がたくさん生えてくる
・鶏があらゆる草を食べる(逆に言うと農作物には壁が必要)
・鶏がタマゴを生む
・うまい
・チキントラクターを使って移動しながら鶏がフンをする
・ニワトリの糞は畑で育つ野菜の栄養分になる
・鶏が歳を取る
・鶏をさばく
・うまい